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建設キャリアアップシステムについて

建設キャリアアップシステムについて
目次

建設キャリアアップシステム(CCUS)とは

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の資格や現場での就業履歴を業界横断的に登録・蓄積するシステムです。建設キャリアアップシステム(CCUS)推進は、技能者が技能・経験に応じた適切な処遇を受けられる環境を整備し、将来にわたって建設業の担い手を確保するために必要な取組とされています。

建設キャリアアップシステムについて
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一般財団法人建設業振興基金 建設キャリアアップシステムリーフレット

令和5年度からの「あらゆる工事でのCCUS完全実施」に向けた3つの具体策

国土交通省では、令和5年度からの建退共のCCUS完全移行及びそれと連動したあらゆる工事におけるCCUS完全実施を目指し、官民において以下の施策を講じる、としています。

建退共の建設キャリアアップシステム(CCUS)活用への完全移行

・令和3年度から、CCUS活用本格実施。
・令和5年度からは、民間工事も含め、CCUS活用へ完全移行。
・経営事項審査での掛金充当状況の確認方法の見直し。

社会保険加入確認の建設キャリアアップシステム(CCUS)活用の原則化

・令和2年10月からの作業員名簿作成等の義務化に伴い、労働者の現場入場時の社会保険加入確認においてもCCUS活用を原則化。

国直轄での義務化モデル工事実施等、公共工事等での活用

・CCUS義務化モデル工事、Aランク以外のCCUS活用推奨モデル工事の試行を検討。
・地方公共団体発注工事において、先進事例を参考に積極的な取組を要請するとともに、入契法に基づく措置状況の公表、要請等のフォローアップ。
・業界は加入促進に積極的に取り組む。
・令和3年度以降、段階的にCCUS活用工事の対象を拡大し、公共工事での活用を原則化。

建設キャリアアップシステム(CCUS)のメリット等

技能者のメリット

自分の資格や就業履歴を証明できるため、働く現場にかかわらず適正な評価と処遇が受けられます。

  • CCUS 情報を活用した能力評価と、レベルごとの年収目安の明確化による、賃金水準の相場感の形成 、引き上げ ・ダンピング防止。
  • 現場や勤務先が変わっても、自らの能力(や就業履歴)が客観的に証明可能に 。
  • カードリーダータッチで日々320 円の建退共掛金を積み立て。(元請が一括して掛け金支払い)

下請業者側から見たメリット

  • 自社が雇用する技能者の数や保有資格、社会保険加入状況等が明らかになり、取引先からの信頼が得やすくなる。(=企業の実力の見える化)
  • 技能者の能力評価と連動した専門工事企業の施工能力等の見える化( 4 段階評価)も令和3年度から開始。
  • 出面管理のIT化、賃金や代金支払いの根拠を明確化。

元請や上位下請から見たメリット

技能者の就業状況等を容易に確認できるほか入退場にICカードを使うことにより、現場の入場管理等の効率化が図れます。

  • 初めて仕事する下請業者の実力や技能者の資格等の確認ができ、施工の安心感につながる。(社会保険加入状況や安全衛生資格保有の有無 、一人親方の労災特別加入状況)
  • PCで作業の進捗状況の確認や下請への支払いの適正化 などの現場管理の効率化。
  • 施工体制台帳、作業員名簿の作成、建退共の証紙受払・貼付等の作業の簡素化、ペーパーレス化。
  • 増える外国人労働者の資格等の確認が容易に。

建設業界が目指していること

建設業界全体としては、CCUSが普及することで・・・、

若い世代への建設業のイメージアップ
施主に対する価格交渉力アップ(エビデンスに基づく請求が可能)
真に実力がある企業が選ばれる透明性の高い建設市場への変革

建設キャリアアップシステムの必要手続きにお困りのお客さまは、お問合せフォームからお気軽にご相談ください。お急ぎの場合は土日対応も可能です。

最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。 

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